コンテンツへスキップ
なんばん往来

収穫を迎えたとよみつひめ畑へ行ってきました

上品な甘さと濃厚な味わい、とろりとなめらかな食感が魅力の福岡のブランドいちじく「とよみつひめ」。ルビー色に彩づいた果実が今年も実ったとの知らせを聞き、福岡県朝倉市の佐藤さんの畑を訪ねました。

 

色が濃くなって実の根本が柔らかくなったら収穫の頃合い

いちじくの栽培は樹木が休眠している冬の間に始まります。
不要な枝葉を取り除いたり、新芽が出たら支柱に固定して樹形を整えたり。果実は4月ごろからつきはじめ、6月から10月にかけて収穫を迎えます。いちじくは摘果や袋掛けをしないため、収穫まで果実に触れることはありませんが、その分、日々の観察と環境づくりが欠かせないそう。

 

よく見てみると小さないちじくがいました

水の量や風通し、日当たりなど、いちじくが健やかに育つよう環境を整えそっと手助けをする。それが佐藤さんの栽培スタイルです。

 

いちじくの葉は大きく日光を遮ってしまうため、白い反射シートを敷いて光を補います。

取材時、撮影をさせていただくのにお気に入りの場所を尋ねたところ、
「どの木も全部お気に入りですよ。」と優しい笑顔で答えてくれた佐藤さん。

一本一本に個性があり、それぞれに合わせて育てているからこそ、どの木もかわいくて仕方ない。佐藤さんの表情からいちじくへの深い愛情が伝わってきました。

 

どの木もかわいいと話す佐藤さん

収穫の時期は、何が当てても毎日欠かさず早朝5時から畑に立ちます。
一番良い状態でお届けできるよう、日ごとに表情を変えていく果実を目と手で確認して収穫が行われます。

 

「今年は色付きが良好です。」と佐藤さんも納得の様子

 

「やっぱり、収穫がいちばん大変やけんが、それまでの努力が実を結ぶ瞬間だからいちばんうれしいですね。」と佐藤さんは話します。

丁寧な手仕事で育てられた果実は、ひとつひとつが愛情のこもった宝物です。

なんばん往来では、農家さんが大切に育てたとよみつひめを
大切にお菓子にのせてみなさまのもとへお届けできるよう、発売の準備を進めています。
(9月発売予定)

秋のお味としてぜひ、お楽しみください。

 

商品紹介

 

なんばん往来とよみつひめ

中にはとよみつひめのジャムを、天面には果実のつぶつぶ食感を楽しめるソフトドライフルーツをトッピングしました。アーモンド生地には和三盆糖を使用することでいちじくの風味を引き立てました。

 

焼きたてなんばん往来とよみつひめ

なんばん往来にカスタードを絞り、粉糖でキャラメリゼした上にとよみつひめのコンフィチュールをトッピングしました。とよみつひめの上品な甘みとキャラメリゼの香ばしさを楽しめるなんばん往来です。