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記事: 八女茶のまろやかな口あたり その秘密は畑にありました

なんばん往来

八女茶のまろやかな口あたり その秘密は畑にありました

 

福岡県のブランド茶として有名な「八女茶」。

600年ほど前に中国からお茶の栽培方法が伝わり、八女地方を中心に広まっていきました。

抹茶の原料となるてん茶は、お茶の木を藁や遮光素材で多い、一定期間日光を避けて栽培する被覆栽培で育てられています。これにより、茶葉にうまみや甘みが凝縮され、高品質のおいしい茶葉ができあがります。

栽培地である八女市の山間部は、古来より霧によって自然に遮光されることから、てん茶の名産地として知られています。八女特有の気候が、甘くてまろやかな風味を作り出しているのです。

 

なんばん往来に使用している茶葉の農園の一つである倉住星渓園さん。八女市の中でも特に玉露や抹茶の生産量を誇る星野村にあり、抹茶づくりを九州で初めておこなった茶園でもあります。茶の日本一を決める全国茶品評会では、玉露の部で最高賞を三度も受賞。「お茶は、原料で決まる。」をモットーに、茶葉の栽培から販売までを一貫して行い、高品質な茶葉をつくり続けられています。

そんな倉住星渓園さんの茶葉づくりのポイントは2つあるそうです。
一つは土づくり。青草入りの有機肥料を使うことで、土の中の微生物が活性化し、通気性・排水性・保水性に優れた土壌ができあがります。これによって質の高い茶葉が育つそう。

 

もう一つは芽重型栽培であること。芽重型栽培とは、枝の本数を少なくすることで一本一本の太い枝から養分の高い茶葉を育てる方法。茶葉には甘味成分が凝縮されるので、お菓子との相性も良いのだそうです。

なんばん往来では、そんな八女茶のまろやかな味わいを大切に、苦みや渋みが少なくお茶の甘みやうまみ成分の多い一番茶のみを使用しています。

 

なんばん往来八女産抹茶

ジャムも、生地も、トッピングも八女産抹茶。ほろ苦く、さわやかな香りに、和三盆糖のやさしい甘さが広がる初夏にぴったりな味わいです。

 

焼きたてなんばん往来八女産抹茶

 

八女産抹茶を練り込んだアーモンド生地の上に三温糖をちらしキャラメリゼ。仕上げに八女抹茶入り自家製餡をしぼり、かのこ豆をトッピング。
※本店、博多マイング店、今泉店限定

八女の気候が生み出した、茶葉本来の味わいをお楽しみください。